悪魔娘の看板料理 作品紹介

悪魔娘の看板料理
職をクビになり、放浪中の魔法使い 主人公のギンが、
出会ったヒロインのアルテとともに、飲食店を経営するというSLGです。

と、文にするとそれだけなのですが、
BUNNYBLACKシリーズをプレイした人は、
ヒロインの髪の色で察するでしょうし、
タイトルからもわかるように、ヒロインはとんでもない存在です。
そして、それと渡り合える主人公も只者ではないということです。

そんな普通じゃない二人が、普通のお店をやるために
(普通じゃない部分も駆使しながら)奮闘する日々(イベント)を
本当に普通に飲食店経営としてのゲーム部分を進めながら
垣間見ていく作品です。

(ゲーム部分は、1:30あたりからです)

ゲーム部分は、いつもどおりのソフトハウスキャラの形式、
ターンごとに1つのコマンドを選択して実行、
ターン終了時に結果が発表されるというものです。

今作は飲食店経営なので、
まず、店にならべておく料理を設定しておきます。
そして、料理開発や営業の手伝い、冒険者への依頼を出すなど、
どれか一つコマンドを実行すると、ターンが進みます。

このターン経過でメニューによって売り上げが生まれ、
その金で多くのものを仕入れて貯蓄し、それでまた料理を開発。
高ランクのものが開発されると、売り上げの効率が上がっていきます。

料理開発をしていくには、同じ材料を10入荷して、
それを消費して料理開発のコマンドを実行する必要があります。

その他にも
冒険者への依頼で新しい材料の仕入れルートの開拓、
店舗増設で自家栽培での材料確保や
武器屋や住居などの売り上げに貢献する建物を増やして売り上げを伸ばしたりなど、
各種コマンドで営業規模の拡大を図っていきます。

さらに、開発した料理は強化することもできますし、
冒険者も依頼をこなすことで性能がアップしていきます。
このアップグレード性能や冒険者の成長状態は、周回でも引き継がれ、
そういった面でのやりこみ要素も備わっています。


ただ周回がマンネリ作業との批判もあがっています。

このゲームの周回は、料理の強化と冒険者の成長などを引き継ぐだけで、
レシピの解放や材料投入数などは最初からなので、同じことを毎周繰り返すことになります。
そこから強化された料理を過去の手順をなぞって解放し、
その性能に物を言わせて、各ヒロインを攻略していくわけですから
周回数を重ねても新たに広がって見えてくる部分が少ないわけです。
(周回専用の新たなイベントとか、
最後に総力戦で挑むような集大成のルートとかはありません。)

それでもクリア後の得点評価とかはありますので、
ただエンディングを見るだけでなく、
やれるだけのことを一周にどこまでできるか、そのためのメニューの強化をどう揃えるか、
それを自分で組み立てていくことに没頭できる人には、中身がカラッポというほどではないです。
(でも、最高得点をめざすために強化しまくった料理を揃えていく作業が、
これまた、黙々と強化作業を周回で繰り返していくだけになるのですが)

そういう意味でいうと、ヒロイン攻略までは一気にプレイするでしょうが、
その先の、やりこみの終着点まで一気にプレイするゲームというより、
やりこみに関しては、暇なときにふらっとゲームをつけてみて、
忘れかけていたイベント(ストーリー)などを再確認しながら
ちびちび繰り返していくゲームとして認識していたほうが良いかもしれません。

冒険物ではなく経営物ですから
人とのやりとりのほうに比重が置かれている作品ですので、
かけあいをまったりじっくり見ていくのも良いでしょう。
内藤さんのテキストは健在ですから(性格が)かわいいキャラも多いです。
ゲーム部分だけでなく、キャラの掛け合いを見るのも中々面白い作品です。


それと、世界設定的に、BUNNYBLACK三部作をプレイしていたほうが、
イベントでヒロインが話していることの中身がわかりやすいと思います。

無くても十分に楽しめますが、無い状態で楽しんだ人は、
BUNNYBLACK三部作をプレイした後から、
再びやってみると、会話部分も深く理解できてさらに楽しめるでしょう。



企画
ゲームデザイン
シナリオ
演出
内藤騎之介
原画紅村かる
BGM伊福部武史(Angel Note)
プログラム田吾作、JORI

キャスト(声優)
アルテ芹園(せりぞの) みや
クム萌花(もか)ちょこ
マウ羽高(うだか) なる
ミフリー大波 こなみ
ライゼ青山 ゆかり
サシィアーネ綾音(あやね) まこ
キィ新堂 真弓

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